和する力で、より良い進歩を目指し、実践で示す

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初めまして。日本和良示諸友会(にほんわらじしょゆうかい)『以下、わらじの会』のホームページをご覧いただき有難うございます。

私たちの先人・先哲は、私たちに何を残したかったのか?

ほんの数十年の話ではありません。私たちが生きている“今”の世の中と、私たちが受け継いできた習慣や心というのは、自然と学んだものではありません。

学ぶべくして学んだものです。それは、学校の勉強や知識教育などではなく、躾(しつけ)や当たり前だと思う挨拶や礼儀など、日本全国に浸透している習慣として先人が残してくれたからです。

その想いの根本には何があったのか?

私たち後世のために、大切にして、守り残したかったものはどのようなことだったのか。

和を以て貴しとなし、さからうこと無きを宗(むね)とせよ ・・・・・・・

十七条憲法の冒頭の一節です。

どのような国を私たちに受け継ぎたかったのか。

新しい『和』することを生み出し続け、より良く進歩発展して、これを行動で示していく国民性。

このようなことではないでしょうか。

企業組織、チーム、地域活動などで、力を発揮するときは一致団結して協力しているときではないでしょうか。

オーケストラというのは、いろんな個性の楽器が、お互い最高の『和』する状態を目指そうとするから、あのような感動する演奏ができるのではないでしょうか。

 

しかし、世の中は変化していきます。人口問題や環境問題、食糧問題など、世の中の在り方が変われば、その問題を解決してより良く調和させていく進取な努力が必要です。

 

『和』することは、努力が必要なことです。一人一人が目指すからこそ、困難な変化をも乗り越えて『和』を生み出すことができます。

これはひとえに『和する心』が無ければ、より良い調和を生み出し続けることは不可能です。

『和』を大切にする日常の習慣としては、何気なくやっていることなど沢山あります。

すれ違う人とぶつからないようにお互いが譲り合い肩を引く

雨が降って傘をさしているとき、狭い歩道で傘が当たらないように譲り合い傘を外側にかしげる

広い通りでも、あらかじめ他の人も使う前提で端を歩いたり、数人で歩いていても横に広がらない

笑顔で挨拶をする

場の雰囲気を壊す(会議に途中参加する、途中退席するなど)場合は、「失礼します」と言う

他の人の心を乱さないように、自分の心も整えるために整理整頓する

などなど

日常の当たり前だと感じるものは数多くあります。

 

これらのことが、“当たり前”と感じるところに、先人が残してくれた『和する心』の大切さを感じます。

しかし、教わらなければできないものもあります。

品質の高いものを生み出す力・世界一の電車運行システム・満員電車でもお互いが気遣う心・ゴミが無いきれいな街並み・・・・・・・全体の『和』を目指す心があるから、自然とこれらに反する行動を恥ずかしいものと感じます。

しかし、身近なところでは、私たちが受け継いだ良いものを失っていると感じる場面も多々あります。

新しく、進歩発展していく『和』を常に目指す国民性は、世界の中でも隠れた大きな力です。

これは、それを実現する力も同時に必要です。(やさしいだけでは、和は保てません)

先人・先哲の教えを学び、力強く『和』を生み出し、絶え間なく続けることが大切です。

そのようなことを、共に学び、共に実践していく会です。

 

 

 

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